著者名;金井 壽宏・高橋 俊介 発行年(西暦);2004 出版社;PHP研究所
営業のかかえる基本問題は「顧客の抱える問題に対するソリューション」などと明解な断定が好ましいビジネス書籍。コンピンテンシーとは特定の企業だけではなくほかの分野でも通じるスキルのことをいうなどキャリア論には不可欠な基本的な概念が説明されている。
ただし個人の考えとしてこの著者の論旨には賛成はしていない。コンピンテンシーなどこの書籍はデシの実験などによる内部的動機を重視しているようだが、それはかなりコンピンテンシーが複雑に用いられる特定の職種のみだろう。単純作業などではやはり資格取得や報酬などの外的動機付けが効果を出す場合もある。いわゆるクリエイティブな業種で管理職がさほど力をもたないのは報酬や地位などには左右されない職種やスキルアップなどが図れるところにあるだろう。これはもちろん内的動機付けだが、内的動機付けだけではどうにもならない。ある種の「付与」や「メリット」などがなければやはり人間は労働はしない。学者やコンサルタントなどとは違う労働者の実感でもある。
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