2007年12月24日月曜日

30歳から本気で始める大人の勉強法

著者名;西山昭彦  発行年(西暦);1998  出版社;中経出版
 これはもう確信に近いが年齢を経るたびに人間は「あきらめ」が早くなる傾向になる。試験前でも若ければ若いほど徹夜してでも‥という意欲がわくがある一定世代以上になればある程度「先読み」ができるので「無駄な努力」は放棄してしまうというわけだ。だいたいこういう「大人」の姿勢をみて10代前半の人間が「夢をなくした人間なんて‥」とかいいだし、ついにはニートとかフリーターになるケースも「少しは」あるのだろうから、やはり今の世相を生きる「大人」はそれなりの根性をみせつけてやらねばならない。しかしもちろん生物学的には30歳以上というのは正直いって、まあ、無理がきかない体になっているのだから、そこはそれ「工夫」と「努力」である。
 30歳すぎてからいきなり司法試験を受けるといっても実現可能性は少ないが、それよりももっと敷居の低いところから順番にステップアップしていくとか、会社や特定の組織を超えたスキルを身につけるとかそうした「技」みたいなものがもっと発揮されてよい。そしてまた年齢を重ねるほどそうした姿勢を社会にみせておかないとこの日本はどんどん活力を失う。多少「ドンキホーテ」だろうがなんだろうが下手かれてしまうより、あーでもない・こーでもないといった見苦しいまでの生きる姿勢というもの。そうしたものを身につけたい。と、いうことで根性だけでも無理、徹夜もできん、という方々へ、勉強のスキルを紹介したこの本。それなりにお勧め。20年後の自分をみすえておくことが必要、というのと近代経済学と統計学の素養が大事、また各媒体にいろいろ発表してみる‥といった実現可能なスタイル満載のビジネス本!!

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