2007年12月24日月曜日

勝負運の法則  

著者名;谷川浩司・谷岡一郎 発行年(西暦);2002 出版社;PHP研究所
第17代名人と大学学長の「勝負」の話であるが、基本には統計学があり、いわゆる「運」とか「ツキ」といったものを否定し、オーソドックスな「努力」、しかも確率的に成功に近い努力を推奨する書籍である。ばくちにしろ宝くじにしろ統計的には回数を重ねれば重ねるほど「期待値」とよばれる数値に収束していく。宝くじで万が一を狙うのであれば回数と金額を減らしていくしかない。パチンコにせよ何回も重ねて通っていると結局は損をするシステムとなっている。
 「運」を否定し、論理を追及する。そしてしかしビジネスには「ランダム」と「偶然」が支配する面もあると語られる本書は、オカルト色を脱した勝負論である。

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