2007年12月27日木曜日

つかえる資格マニュアル

著者名;造事務所編 発行年(西暦);1996 出版社;情報センター出版局
 やや内容が古いがこの平成大不況が始まった頃から「資格ブーム」というのがあったことに気づく。世相を知る資料としてはそれなりの価値があるのかもしれない。ただしこの本を読んでも資格試験には合格しないだろうなあ、とは思う。
 簿記検定・宅地建物取引主任そして英語、パソコンと定番資格にはさほど変化はないようだ。ただし、個人的にはそうした資格を全部取得しても現在のウェブで市場価値を測定してみてもさほど「推定年収」は上昇しない。むしろ「理性的な判断」「感情抑制コントロール」といった能力の方に約700万円もの価格がつき、国家資格には補助的な評価ということになるようだ。ある意味当然かもしれないが、他人が酒を飲んでいる時間にいろいろ考えたり、試行錯誤するのは決して無駄ではないので、「趣味」だの「おたく」だの言われても「勉学」にはこだわりをもって生きて生きたいと思う。とはいえこの種のマニュアル本ももう少し新機軸がでないものかなあ、などと思いつつゴミ箱へポイ。

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