著者:本多弘美 出版社:中央公論新社 発行年:2011年 本体価格:760円
摂取や消化などになぞらえて機能的な収納術について語る本。いや、昔は雑然とすべてを抱え込んでいた私なのだが、ある日気づく。「ためておくだけではなくて、それを整理して加工してはじめて情報が知識になって活用できる」、と。自分なりの整理哲学は一応持っている。「スペースに応じた分は所有し、それ以外は機会あるごとに入れ替えていく」。この本になぞらえれば「新陳代謝」ということになるだろうか。一定の物理的空間の制限までは書籍を購入するが、それを越えそうになったらすべて捨てる。一定程度空間を確保してからまた余剰が出てきたら余分なものから捨てていくというきわめてシンプルな方法だ。
そうした観点からすると無意識のうちに「理系志向」で収納していたことになる。ちなみにこの本の148ページでは「マトリックス」とはもともと「何かを生み出すもの」というラテン語に由来する言葉だとのこと。マトリックスにして情報を整理すると確かに何か新しい情報が生み出されてくる。本を読んでいてこんな知識が頭に入ってくるのもまた楽しい。
摂取や消化などになぞらえて機能的な収納術について語る本。いや、昔は雑然とすべてを抱え込んでいた私なのだが、ある日気づく。「ためておくだけではなくて、それを整理して加工してはじめて情報が知識になって活用できる」、と。自分なりの整理哲学は一応持っている。「スペースに応じた分は所有し、それ以外は機会あるごとに入れ替えていく」。この本になぞらえれば「新陳代謝」ということになるだろうか。一定の物理的空間の制限までは書籍を購入するが、それを越えそうになったらすべて捨てる。一定程度空間を確保してからまた余剰が出てきたら余分なものから捨てていくというきわめてシンプルな方法だ。
そうした観点からすると無意識のうちに「理系志向」で収納していたことになる。ちなみにこの本の148ページでは「マトリックス」とはもともと「何かを生み出すもの」というラテン語に由来する言葉だとのこと。マトリックスにして情報を整理すると確かに何か新しい情報が生み出されてくる。本を読んでいてこんな知識が頭に入ってくるのもまた楽しい。