2011年5月24日火曜日

S式柴田の生講義 入門民法1(自由国民社)

著者:柴田孝之 出版社:自由国民社 発行年:2009年 本体価格:2,000円 評価:☆☆☆☆☆
いろいろ民法の本を読んできたが、初心者にわかりやすく、またある程度法律の知識がついていても新たな発見がある本というと、この本に尽きる。第1版から改訂のたびに拝読しているが、2009年に購入したこの第6版は購入してから約1年半は本棚に。で、手にとって通勤時に読んでいるがやはり面白く、そして深い民法の世界に入れる。もちろん不満がないわけではない。たまに目につく誤字誤植はやはり健在だが、これはもちろん微々たる瑕疵であって、この書籍の価値をそこなうものではない。またこれから増刷されている本ではこうした瑕疵は「治癒」されているはずだ。今回は法律行為の効力発生と効果帰属についてイメージをいだくことができた。この「イメージ」が実はなかなかわきにくいのが法律で、一番最初は「承役地」というイメージがわくまでえらい時間を要した。
問題解決型の学習方法など法律の勉強方法や条文重視の勉強方法なども紹介されており、256ページと見た目以上にぶあつい内容もあいまって本体価格2,000円はむしろお買い得の値段といえるだろう。第7版が出れば、もちろんあらためて購入する。

0 件のコメント: