2011年5月6日金曜日

モレスキン「伝説のノート」活用術(ダイヤモンド社)

著者:掘正岳 中牟田洋子 出版社:ダイヤモンド社 発行年:2010年 本体価格:1429円
特定のブランド商品の活用術が本になるなどとは昔は想像していなかった。最近ではロディアの活用術の本もでてきたが、もし書籍になるとしてもコーネル大学方式のノートなどハードよりもソフトに目を向けた書籍が主流だったと思う。ところが東急ハンズのモレスキン売り場でもこの本はモレスキンのノートと一緒に陳列されて販売されているし、書店のビジネス系書籍ではこの本と一緒にモレスキンのノートが販売されている。ちょうどハードとソフトが補完しあうシナジー効果がはたらいて両者ともにメリットがあるようだ。この装丁もかなりいい。モレスキンのノートは実は個人的には苦手にしていた。丈夫で書きやすいというイメージはあったが、幾分にも値段が高い。堅牢さを売りにするモレスキンよりも超整理手帳のような蛇腹式で、A4サイズであればなんでもノートとして活用できる…という発想のほうが新鮮だったのが事実。ただこの本で紹介されている5インチ×3インチの情報カードとの併用や行動メニューの作成などは日常生活にも活用できそうなので、まずは無理なくモレスキンで楽しむ…という発想で使ってみようかと思う。名作ノートだけに逆にこれまで「使い方」については、案外思いつかなかった…それをこの本が補ってくれた…という面がある。1429円出して購入する価値、この本にはあるし、そもそもモレスキンのノートは1890円ぐらい。100円ノート活用術もけっこう面白いが、モレスキンで楽しんでみる方法もあるかな、と。

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