2007年12月24日月曜日

受験英語攻略法

著者名;和田秀樹 発行年(西暦);1998 出版社;学習研究社
 「慣れ型プロセス」といった独自の学習方法がめにつくかなり内容が濃い本。読んでみるとかなり役に立つノウハウが詰まっている。「読める→わかる→覚えられる」といった学習プロセスの提示や「限られた情報から受かる戦術を引き出す」といった魅力的なテーマが並ぶ。「正答率よりも時間内回答率をあげる」という作戦も正しいと思う。「つまらなさに耐えて道が開ける」というのも面白い。「ワラばんし」や「カード作成」などを使って知識の定着を図るというのもアナログだが記憶力を高めるには効率的な方法だ。高校の先生の中には、頭の悪そうな教員ほど「教養が大事」「理論が大事」「実践が大事」などと愚にもつかないことをいう人がいるのだが、そうした抽象論しかできないから学校を卒業してから人生のほとんどを「学校」の中ですごすという単調な人生を歩むことになるのだとも考えられる。実際には「使える知識」「使える勉強」が大事なのであって、そのための努力をいかに効率的におこなうかがポイント。わけのわからん授業や「実験みたいな理論や人生論」は耳を貸すに値しない。

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