著者名;桐生操 発行年(西暦);1994 出版社;日本文芸社
女性作家二人の合同執筆になる本。カリギュラ、チェザーレ・ボルジア、ヒトラー、カリオストロ伯爵、デオンの騎士、ラスプーチン、コール、マノレスコ、マルケスといったあたりを読み物風に再編成。巻末には参考書籍があるがネタのほとんどはこのあたりから安易に拾ってきたものと推察される。とはいえ仕事が忙しい最中にも歴史に触れたいというニーズはそれなりにあるはずで、世界史の「ウラ」をもるのにこうした文庫本サイズの本はありがたい。興味のわいた人物については巻末の参考書籍をみてさらに読みすすめるということもできるはずである。
カリオストロ伯というのが個人的には非常に興味深かった。ただしこうした悪人たちはすべてアナログ時代の産物。このデジタル社会でおそらく影響力をもちうるのはヒトラーぐらいだろうか‥。
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