2007年12月25日火曜日

改訂版 退職給付会計  

著者名;吉木伸彦著・大澤豊著  発行年(西暦);2001 出版社;税務研究会出版局  
 年金制度自体がかなり注目をあびており、日本商工会議所主催のDCプランナーなどの受験者も安定した人気となっている。実は個人的にもDCプランナーの2級と3級を受験して取得したが、その知識は確実に退職給付会計の理解にも役立っている。
 さてこの本では図解を立体化したボックスで表現するとともに、勘定科目もコンパクトにまとめてくれている。建設業会計においてはおそらくほとんどの会社が確定給付年金制度がまだ主流だろうから、これまでの現金主義会計から発生主義会計への転換や取得原価主義から時価主義への転換といった事象は結構経理部の負担になっているのに違いない。手順をおって説明してくれているのでわかりやすく、また楽しく退職給付会計にについて理解できると思う。
 ちなみに著者の一人である吉木氏は公認会計士であると同時にTACの専任講師でもあった。わかりやすい授業と板書には定評があった先生である。

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