2007年10月8日月曜日

斉藤孝の勉強のチカラ!

著者名 ;斉藤孝  発行年(西暦);2005 出版社;宝島社
 いわゆる「受験勉強」入門のような書籍だが、社会人が「この忙しいのになぜにさらに勉強などしなくてはならないのか」などと自問自答したくなったときにも有効な本ではないかと思う。勉強することと社会生活には大きな関係があるということを前提にして、知識や理論を獲得することで「いかに自由になるか」というテーマを追求。教養は好きだけれども勉強は嫌いという風潮も著者にかかってはばっさり。一種のトレーニングと解釈すれば数学も物理も役に立つという主張はわりと個人的にも納得できる主張。「多くの知識があることこそ勉強における自由」という主張にもまた感じるところが非常に…。いかに自分に知的興奮をまきおこせるか、というテクニックを紹介してくれているわけだが、こういう内容の書籍がもっと社会人にも読まれていいように思う。参考書籍としてあげられていた「ローマの歴史」(モンタネッリ著)もすごく読みたくなるし「暗記にも習熟がある」などといった勇気がでる言葉のオンパレード。

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