2007年10月27日土曜日

頭がいい人の45歳からの習慣術

著者名;小泉十三 発行年(西暦);2004 出版社;河出書房新社
 まだ45歳にはぜんぜん達していないのだが、それでも年下の視点からしても45歳というのは生きていくのに難しい年齢ではないかと思う。30代ほど仕事に熱中してばかりもいられず、といって家庭もそろそろ成熟化してきて子供がいれば独り立ちするころ。50代からの次の人生にも目配りをしつつ、さらに自分より下の世代の面倒もみなければならない世代。それが45歳という世代なのではなかろうか。この本でも仕事に夢中になりながらも3割は会社から離れるといったようなアドバイスがなされているのだが、急にそんなことをはじめても方向転換がききにくい年齢でもある。まだ趣味とか友達づきあいとかで多様な世界観が30代のころから育っていればまだいろいろ試行錯誤もできるのではないかと思うが…。感情の老化防止などいろいろな細かいテクニックも紹介されているが読んでいて感じるのはやはり方向転換することの難しさとちょっとした新しいことをまめに自分の生活にふだんから取り込む「几帳面さ」の重要性だ。家事が大事とか思っていても実際に行動にうつせるかどうかはまた、別の問題で、普段からすっと家事ができていれば45歳になってからあたふたしなくても済むという考え方もある…。

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