著者名;梅崎修 発行年(西暦);2006 出版社;筑摩書店
長期的な将来像が描きにくくなっている現在、それでも目の前にやってくる「現実」の仕事というイメージ…。具体的なイメージが描きにくい「仕事」をマンガを利用して描き出そうとした新書。けっしてきらきらした実態をかけはなれた理想像ではなく、過去を振り返りながら、またマンガの人間像をときに突き放しながら、「現実」に肉薄していこうとする努力をこの本はみせる。とはいってもやはり「理想」的な部分がどうしても多いような気はするのだが。「自分なりの意味」をどうやって仕事にみつけていくのかは結局一人ひとりの個人の問題ということになりそうだ。
こうしたマンガを題材に講義をすすめるというのも著者の「余裕」の表れかもしれない。そう、「遊び」とか「余裕」の心も確かに仕事には大事…
0 件のコメント:
コメントを投稿