2007年10月27日土曜日

日本人大リーガーに学ぶメンタル強化術

著者名 :高畑好秀 発行年(西暦);2003 出版社;角川書店
 野球といえば体力と技術、そして理論の3つのバランスが重要なスポーツではないかと想う。他のスポーツと異なり、理論で技術や体力のなさをカバーできるケースもあり、それがサッカーとはまた異なる魅力を生み出してもいるようだ。松井選手やイチロー選手などが土壇場のプレッシャーの中で結果をだすときの心理構造やストレスなどの調整方法を内的集中、外的集中といった用語でトレーナーが解説してくれている本で、共有型指導はたんなる指導よりも記憶に残りやすいなど実践的なスキルが掲載されている。ラソーダやラルーサなど大リーグの監督の指揮方法などについても解説。直接に日常生活に応用がきく内容とは想わないが、野球をみるときに一つの参考にはなるであろう本。始まってしまったらもちろん試合に集中せざるを得ないと想うが、そのプレッシャーの中でも「考える」力というのは一種のメンタルな強さがないとできないことではないかと想う。

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