2007年10月27日土曜日

ユダヤと華僑に学ぶお金持ちになる習慣術

著者名;和田秀樹 発行年(西暦);2004 出版社;ビジネス社
 故国を持たない歴史が多かったユダヤ民族の教育方針に、強い実践力を見出すビジネス本。故国がないということは、それなりに覚悟を有することなのかもしれない。市場競争という原理の中では強みを発揮するわけだが…。ただ読んでいてタイトルが非常に辛くなってくる感は否めない。特段にお金持ちにこだわるライフスタイルが主流の現在ではないし、結果論として「お金」に結びついた例もあればそうでないケースもあるだろう。物理学など専攻している人はおそらく物理そのものに興味があるのであって、それを一種の経済的価値に置き換えようとしていたとは思えない場合も多い。一種の「比喩」としてとらえると、いろいろな現実との適合性を図りつつ、ノウハウや理論を蓄積して加工していくことが重要、ということになるのだろうか。

0 件のコメント: