2007年10月28日日曜日

朝刊10分の音読で脳力が育つ

著者名 ;川島隆太 発行年(西暦);2002 出版社;PHP研究所
 左脳の前頭前野が創造性を発揮する分野に主に用いられていることは述べられているが左・右と脳を分割して考えることには、確かに根拠はなさそうだ。「音読」だけで「脳」のすべての知的作業領域がアップするということではなく、あくまでもフルに活性化されることが科学的に立証されたということなのだろう。タイトルを逆に読むと、10分だけで十分ということでもあると思う。ただ「音読」や「手書き」を繰り返すことで漢字や英単語などの記憶効率がアップするのは経験的にも正しく、わかりにくい法律の条文などを音読していくことは多少かっこが悪くても能率向上、知的処理作業能力上昇といったことに役立つだろうと思われる。会話などのコミュニケーションも活性化には有用とのことなので、おそらくはディスカッションなどで創造性が発揮されるのもそうした背景があるのだろうと思われる。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは

音読筆写効果についてはあれこれ言われていますね。やはり目と耳と口と手をフルに使うことが記憶の定着に役立つのだと思います。ワタクシも家では、大きな声で英語の本を読んでいます。なんとなく寂しいからわんこ相手ですけど(笑) 

満員電車の中などでは口パクも良いと何かで読んだ事があります。これもちょっと危ないヒトというか、呼吸困難になったのかしら???とか思われそうですねえ(あせっ)

それにしてもごとりんさんの読書量、半端じゃないですね(笑) どうやって時間を作っていらっしゃるのか???です、あ、隙間時間活用でしょうか?それにしても・・・ 

gie さんのコメント...

>るしあんさん こんばんは。
 川島隆太先生の本を読むと音読効果が与える脳の影響などが詳しく著述されていて非常に役に立ちます。「音読」とか「暗算」はなんとなく「良さそうだ」とは昔から思っていたのですが実際に「脳の中」の活動状況が活発化している様子がみられる時代になると「なんとなく良かった」ではなく、「確かにいい」と断言できるみたいですね。
 「クチパク」もおそらく黙って読むよりもいいのかもしれないですね。ただページをめくっていますと、やはり文章が頭からスルスル抜け落ちていく感じがしますが、付箋をはったり線を引いたり音読したりといろいろ並行して作業をしていると脳の中に少しでも多く「内容」が刻み込まれるような感じがします。

 あ、読書…。いやいや…実は「暇つぶし」の時間が多いのです…。そして購入した本は2年ほど前からどんどん捨てていく方針に切り替えまして、本棚からは辞典・辞書・歴史関係以外の書籍はスルーしていく方向にしました…。一回読んでそれっきりという本がやはり多いのですが、でも多分、頭の中に少しでも残るものがあるかぎり、読書もきっと身体にはいいのかなあとか思っています…。「スキマ」…年中「隙間」だらけで…。