2007年10月27日土曜日

自己変革の心理学

著者名 ;伊藤順康 発行年(西暦);1990  出版社;講談社
「論理」の筋道をたてすぎるとたまに間違える…という具体例を中島みゆきや太宰治などの作品を例にしてわかりやすく解説。非合理的な信念を「イラショナルビリーフ」となづけて、なぜゆえにその論理が非合理なのかを解き明かしてくれる。物事の本質は事実とその事実の受け止め方にあるとして、人間がときに陥りやすい論理の間違いを正してくれる本。特に過度の一般化についてはかなり厳しく指摘し、注意していないと人間はとかく間違った論理をたてやすいものだ…ということを認識させてくれる。心理学の本だがマーケティングや経営学などにも通じる名著だろう。

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