著者名;畑村洋太郎 発行年(西暦);2005 出版社;講談社現代新書
「わかること」とは頭の中にあるテンプレートと実際をあてはめること、という理系的な説明が感覚的によくわかる本。今やっている仕事の「課題」を意識化しつつ、仮説をたてたうえでそれを逆演算していくという方式や理解するためにさらに「上位」の概念に接近していくというアプローチが魅力的である。自分の仕事でいえば、直接データベースの設計にたずさわることはないが、データベースの仕組みを理解することでより情報を組織化して編集し、「知識」を「商品化」していくという作業を円滑に進めることができる。ネットワークやデータベース設計というのは情報処理技術者のみならず知にたずさわる人間ならば多少は知っておいて損はない分野ではないか、とこの本を読んで思った。
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