2007年10月15日月曜日

フリーズする脳

著者名;築山 節 発行年(西暦);2005 出版社;NHK新書
 昔はあまり気にしなかったことだが、ハードウェアとしての「脳」の活性化とは神経細胞のネットワークをどんどん緻密に築き上げていく作業…と要約できるのかもしれない。種々の出来事で活性化された神経細胞の総体としてのネットワークと考えると「忙しい最中」なのに急にクリエイティブな発想がわいてくるとか、企画案が思いつくというのは偶然ではないことになる。著者は、脳内の活動をマルチにするうえで、予測不可能なトラブルも一種の刺激で、その刺激から受けた有形無形の情報をいろいろ組み合わせた結果、「クリエイティビティ」が生まれてくるという発想だ。「アイデアはゴミの山から拾うもの」という著者の指摘には「なるほど」と思う。

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