2007年10月15日月曜日

数学物語

著者名;矢野健太郎 発行年(西暦);1940 出版社;角川書店
 執筆されたのが第二次世界大戦前の1936年というかなりの古典の部類。今からすると表現などにかなり「問題」がある部分も散見されるし、歴史的にみて「どうかな」という部分も混じって入るのだが、やはり面白い。数の概念やエジプト、バビロニアの時代の数学、ギリシア人の数学、パスカル、デカルト、ニュートン、オイラーの数学といったテーマを当時の定価90円で見事に紹介。矢野健太郎先生のはじめての著作物でもあったりする。やわらかい感じの語り口調と豊富な図版が好ましい。ただもう今では一般の書店では入手は不可能かもしれない。

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