2007年10月12日金曜日

お金とツキが転がり込む習慣術

著者名;和田秀樹 発行年(西暦);2005 出版社;祥伝社
 運・不運というのはもちろん非科学的なものだが「結果」からある程度原因を把握していこう、あるいは結果を出すことを最優先するという認知科学の立場からするときわめて合理的な考え方ともなる。つまり運がいいように自己認識してしまい、あとは合理的な努力を積み重ねるという作業が後にくる考え方である。
 人間はどうしても悪い記憶のほうが残りやすいようにできているため余計な悩み事がでてきたりもするわけだが、そうした癖を認識しつつ、「悪い記憶は残っているけれども自分は運がいいので一定の結果をだすことができる」といった割り切りが大事になってくるのだろう。そして最後は一種のアウトプットの重要性で「行動」の重要性ということにもつながる。なにかしらの結果を出すためにはとりあえず行動しなければならないというあたりまえのこと。このあたりまえのことをどれだけ認識できるかが、おそらく日常生活の潤いというか生活のハリみたいなものを作り出すのではないかと思う。

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