著者名;石川純治 発行年(西暦);2006 出版社;日本評論社
日常の新聞記事から会計を取り巻く社会情勢や会計基準の動向を解説した本で非常に面白い。ライブドアショックやカネボウの粉飾決算などはもちろんエンロン事件から始まるFASBの会計基準見直しなど直近の会計に関する事件を題材にして、新会社法についてもストックオプション会計、退職給付債務などいろいろなテーマをコラム形式で切り取る。いきなり割引現在価値などの用語がでてくる本よりもおそらく実践的な内容になっているのではないかと思われる。また日本版概念フレームワークの動向など今後を見据えた意見も収録されており非常に興味深い。お値段は270ページ前後で1900円とちょっと割高感があることはあるが、実際にかかった値段よりも確実に内容の充実度がまさるいい本だと思う。
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