2007年10月12日金曜日

天使と悪魔(下)

著者名;ダン・ブラウン 発行年(西暦);2005 出版社;角川書店
 「ダヴィンチコード」の後に発売された美術ミステリーだがこちらもかなりの売れ行きのようだ。下巻の初刷りが発売されたのは、2003年10月30日で入手したのは2005年5月15日22刷り。とんでもない売れ行きだが、内容的にはやはりいまひとつ。四大元素を手がかりにイタリア、ローマあるいはバチカン市国の中を走り回るラングトン。さらには宗教と科学の二大対立をテーマに、最後の秘密が明らかにされるとき「ヤヌス」のもうひとつの顔が明らかとなる…。システィナ礼拝堂と最新の化学兵器との対比がそのままタイトルの「天使と悪魔」になるわけだが…。ただ面白いことは面白いので上巻から下巻まで読み通すのはあっという間だ。語り口のうまさはやはりさすがのもの。

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