著者名 ;岸本葉子 発行年(西暦);2003 出版社;講談社
腰痛に悩まされつつも「四十」という時代を軽やかに、したたかに生きる筆者の姿勢がすごい。結婚の可能性を否定しているわけではないらしいが(というよりもこんな素敵な生き方をしている筆者はとても人気があると思うのだが)、あくまでシングルライフを強靭に楽しんでいこうというライフスタイルが強烈で、これがまたできそうでできない生き方なのだと思う。私はまだ「四十」ではないけれど、ここまで「独り」あるいは「個」というものに強くこだわりつつ、さらにエッセイに書ける人ってとてつもない精神力がないと無理なんだと思う。肩が張っている様子をまったくみせない自然体に逆に人生の凄さを感じさせてくれる1冊。
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