2007年10月7日日曜日

理解する技術~情報の本質が分かる~

著者名;藤沢晃治 発行年(西暦);2005  出版社;PHP新書
 かなり使える内容でしかもある程度効果が期待できる「経験則」をずらっとチャートにしてくれた便利な新書だ。アウトプットを前提としてインプット作業をする。したがって情報の本質を理解しておくことが重要だ、ときわめてわかりやすい前提からスタートしてくれて、しかも「アウトプットを前提にした情報収集をしなくてはならない」(したがってpowerpointによるプレゼンなどは相当に情報の本質を理解するのに有用だ、という結論となる)。頭の中で「分かりにくい文章」を「分かりやすくする」作業、情報の大きさを分析してなるべく小さくしていく、情報の構造を分析する、論理性を追及する、なるべく情報をグループ分けして共通点を探していく…といった使えるスキルが満載。特に情報を80対20の構造で分析して、ウェイトの高い重要なキーワードを20パーセント抑えておく、といったスキルやなるべく図のたくさん入った入門書を選ぶといたテクニックも紹介。さらに比較の表や図式化のメリットなども。720円は割安な感じのする新書。ただ図式化が重要といいながら、肝心のこの本にはわりと「図が少ないのではないか」といった疑問はやはり残るのではあるが…。

0 件のコメント: