2007年10月12日金曜日

天使と悪魔(上)

著者名;ダン・ブラウン 発行年(西暦);2003 出版社;角川書店
 「ダヴィンチコード」の前作に当たる作品。象徴学を専攻しているハーバード大学教授のラングトン。スイスからの突然の連絡を受け現場に向かう。そこにはすでに消滅したはずの科学を尊重し、逆にバチカンに敵意を燃やすある団体の記号が記されていた。
 その団体はアサシン(殺人者)を雇い、反バチカンといった立場からイスラムやフリーメーソンといったほかの団体との強く結びつき、ガリレオ・ガリレイもその名前を連ねていたという…。歴史的建造物や美術品の象徴を読み解き殺人事件の謎に迫る手法はダビンチコードとほぼ同じ。ただダビンチコードがキリスト教のシステムや歴史について最新の学説を紹介したものであることと対比するとややパワーダウンか。それでも面白いラングドン教授シリーズ。上巻と下巻の2巻セットでダビンチファンならばついでみすぐ読みたくなってくる作品だろう。

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