2007年11月17日土曜日

IT革命に生き残る知的仕事術

著者名;児玉光雄 発行年(西暦);2001 出版社;成美堂出版
 もともとスポーツ生理学などでも業績を上げている著者はノウハウの学習と実践によるノウホワイとのバランスを重視している。情報を入手したあと、アウトプットをどうするかというのは非常に難しい問題。スピード、夢、行動力といった言葉が踊るが、それはだれしもITの時代に考えること。おそらくは、一定程度の情報の蓄積がされた後に再び誰もが考えなかったようなアイデアでこの電脳空間を改革する経営者は現れることと想う。
 ナレッジマネジメントにせよなんいせよ、結局は目的と手段との関係にすぎない、ぐらいにしか自分は考えていない。アナログな共同体意識がないところにパワーポイントなど持ち込んでも意味ないし、最低限の数学ができなければエクセルの表も意味がない。となればやはり目的と手段のスキルアップはそれぞれ別個に向上させていってどこかで調和していくのが一番なのだろう。今はまだ過渡期でアナログとデジタルとのバランスがとりにくい状況ではあるが、デジタルで一攫千金ということではなくてアナログがデジタルを利用してなんらかの蓄積なり作品がうまれる時代がくるのだと考えたい。

0 件のコメント: