2007年11月26日月曜日

売れないのは誰のせい?

執筆;山本直人 出版社;新潮社 発行年;2007年
 客の立場にたって知恵を使い続けることの重要性をひたすら説く。とはいえ客の立場に立つというのが結構難しいのだが。製品、価格、流通、プロモーションと4つのPは有名だがその中でももっとも効果的な手法は何かを考えていく重要性。実際、営業活動はかなり一般的な職業ともいえるが実際にどういう営業活動が効果的なのかはまだ科学的に解明されているとはいいがたい。集積・体系化された知識や理論が未発達な分だけ、個々の企業やビジネスシーンでの知の集積がいかに重要かがわかる。代用品はいろいろこれからも発生してくる可能性があるからこそ、付加価値の高い「本物」をいかに提供していくか。また消費者が納得できるものをいかに提供していくかがポイントになるだろう。広告宣伝だけでは商品の需要が増えない時代だからこそ、つまりネットなどで消費者の知恵が高まり「調べてから買う」とい習性があるからこそ、消費者と企業の適切な緊張関係が必要となる。つまるところいい商品を提供していいサービスを提供する。そこに商売の基本がでてくるわけだが。

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