2007年11月25日日曜日

退屈知らずの食通読本

著者名 ;話題の達人倶楽部  発行年(西暦); 1995 出版社;青春出版社
 この手の雑学本の中ではかなり内容がある本ではなかろうか。天麩羅定食の食べ方とかで何から食べようかと迷うときには、味が薄いものから濃いものへと移動するほうがいいらしい。エビとかキスとかを食べた後に貝柱などへ進むというのが王道とのこと。大根はコーカサス地方からでてきたものとか、ゴマの栽培はエジプト人が始めたものとかエピソード満載。また、「人生の目的は快楽である」とするエピクロスの「快楽」とは「苦痛と混乱からの解放」‥。また餃子を中国本土ではじめたのは清朝のヌルハチで怪物を退治してその肉を小分けにして食べたのが始まり。さらに肉料理に赤ワインとかマロングラッセを持ち込んだのはあのマリー・アントワネット。クロワッサンももともとオーストリアのパンだったのだが、それをフランスに持ち込んだ。ブダペストをトルコ軍が包囲したときに早起きパン屋さんがその襲撃にきづきトルコ軍を撃退。トルコ軍の旗である三日月を形作ったパンを作ったのがオーストリアでのクロワッサンの始まりだという(1686年)。食べ物は文化というがこんなところにもオーストリア・ハンガリー帝国の歴史が…。

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