2007年11月24日土曜日

アメリカ式論文の書き方  

著者名;ロン・フライ 発行年(西暦);1994 出版社;東京図書
 情報収集・引用文献の注釈など論文もしくはレポートの書き方についての概説本。アメリカ人の学生を対象にしたであろう著述と、パソコン機器の応用技術などがあまりない点が残念か。図書館の活用方法やカードを中心とした分類が中心なのがいまひとつ。カードの束をもって図書館に行くというのはかなり古い方法だと思うがパソコンの持込が不可とされている図書館は残念ながら多いので、そうした図書館でカードをメモ代わりにするケースには応用が可能かもしれない。不必要になったカードは捨てて有用なカードはパソコンに打ち込むという手間が必要になる。また自分が研究対象とするテーマについての既存の論文検索などは確かに重要な手間になるが、学者ならいざしらずそうでなければある程度の手抜きも許されるのではなかろうか。これはアメリカと日本の違いはあるのかもしれない。自分の考えを情報カードにまとめるというのは確かに重要でこれはパソコンでは代替は不可能。アイデアを視覚的に分類してよりわけるというのは、やはり広いテーブルでカードでやるのが一番確かだとはいえると思う。

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