2007年11月24日土曜日

頭がいい人の習慣術 実践ドリル版

著者名 ;小泉十三 発行年(西暦);2004 出版社;河出書房新社
 「実践ドリル版」となっているが、いろいろな各種ノウハウ本の中で筆者が「実践」した内容と結果を要約して伝えてくれる本。日々の仕事を通じて知識を拡充するというディープナリッジや目的設定の重要性について再認識。
 目標や目的をみそこなうと普段の情報収集にも「歪み」がでてくる。最終目標がどこにあるのかをみつめておかないと手段が目標にもなりかねない。あんまり深く考えすぎるのも問題だが、目的の方向性を見失うのも危険だ。
 野球選手のイチローが「ボクは自分がやっていることの説明ができます」という含蓄の深い言葉を残しているが、これって種々の複雑な要因を自分なりに客観的に認識して目標にむけて努力の方向性が確認できているということではなかろうか。この領域にまで達して、しかも努力を積み重ねることができるからこそ、あのすごい記録がでてくるのかもしれない。そこまで適正な努力を積み重ねてしかも自分自身で方向性やプロセスを修正できるということ自体、天才の所業といえるのかもしれない。こうした説明可能な努力について考えることができたのはこの本のおかげ。ただし個人的に取り入れようとおもったノウハウは実はそれほどなかったりした…。

0 件のコメント: