2007年11月18日日曜日

整理学

著者名;加藤秀俊 発行年(西暦);1995 出版社;中央公論新社
 わりと古典に分類される情報整理のハウツー書籍だが、「データは整理するだけで価値が出る」ということをこれだけわかりやすく書いてくれる書籍というのも本当に有難い。永久保存の情報以外は一定期間が経過後に棄てるという姿勢というかポリシーは明確だ。記録と記憶を「分類」して評論するとともに、記憶のみに頼るのも記録のみに頼るのも正しくなく、それぞれのメリットを的確に指摘してくれる。デジタル社会の情報整理よりもやはりアナログのほうが頭に入りやすいし、応用もしやすいような気がする。道具をいかに使うかという視点がなによりも重要であることには変わりはない。

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