2007年11月24日土曜日

イギリス不思議な幽霊屋敷

著者名;桐生操 発行年(西暦);1997 出版社;PHP研究所
 う~ん。いまさらロンドン塔とかを紹介されても困るかも…という感じのエピソードをいくつか収めた歴史本。リチャード三世とかジャック・ザ・リッパーとかの紹介なのだが、どれもいまひとつ深みにかけ、そして面白くない。さらには文章とかが相当に入り組んでてよみにくいときたものだ。
 エドワード5世とリチャード3世との話は有名だし、もっと構成をうまくすれば面白くなったのかもしれないが…。なんとなく事実と仮説の区別も曖昧なのでどこまでが筆者のオリジナルなのかもはっきりしない。歴史とはいってももう少し材料をうまく活用できなかったものかと惜しい気持ちもある。ビビアン・リーについても結核とかローレンス・オリビエとの結婚生活以外にもっとふみこんだ描写があってもよかったとおもう。天才女優を紹介するにはあまりにも綺麗ごとすぎる気もしないでもない。

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