2007年11月24日土曜日

朝の通勤時間、知的な使い方

著者名;現代情報工学研究会 発行年(西暦);2000  出版社;講談社
 夜型と朝型の両方があると思う。自分自身は夜型だと思うが、それでも何か重要なことがある前には朝型に調整する。もともと人間は朝型にできているはずで、日光や朝の空気で覚醒の度合いは相当に違うと思う。しかし夜から朝へ生活スタイルを移行するときにはどうしてもその前日の「夜」から生活の調整をする必要性がでてくる。つまり朝をなるべく活用するためには夜は早く寝て、さらに翌日に備えてからこそ電車の中で読書をしたり音楽を聞いたりすることもできる。会社の都合で夜が遅くなる人にはこの本は向いていないだろうと思った。実際接待や営業などで深夜帰宅になった人が無理に睡眠時間をけずって朝早くおき、さらに勉強するなど不可能に近い。夜型であればこの本の内容を帰宅途中の電車の中におきかえて読み解くのがいいのかもしれない。時間は等しく人間に与えられた資源だが、その資源の中いは自分自身の都合ではどうにもならない部分がある。そうした制約条件はあらかじめ考慮しておいて出来る範囲でできることをするというのが正しいあり方のようだ。

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