2007年11月18日日曜日

さおだけ屋はなぜ潰れないか?

著者名;山田真哉 発行年(西暦);2005 出版社;光文社新書
 累計100万冊を超える会計学の本。時代もここまで来たのか、としみじみ実感。複式簿記など一部のマニアックな人間しか学習しなかったはずだが、会計学人口は現在300万人は超える。しかもその数はこれから増える一方だろう。15世紀イタリアから生まれた技術はいまや21世紀には必要不可欠のスキルとなり、そしてまたその遣い方を優しく教えるこの本はやはり売れるべくして売れたのだろうという気がする。扱っている理論そのものは基本的なことばかりなのだが、それを現実に応用してその効果を示した功績は大きい。特にリピーターをいかに増やすか、という視点は回転率の増加と等しい…という視点や多数ある指標のうち何と何を重視するべきか、という視点は実生活でも相当に応用可能。この著者はまだ31歳だというのにたいしたものだ。

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