2007年11月18日日曜日

大人のための読書法

著者名 ;和田秀樹 発行年(西暦);2005 出版社;角川書店
 和田秀樹氏の書斎の写真も掲載されている。つまみ食い読書でまず知識を活用することに重点を置こうとするコストパフォーマンス主義はやはり独特の内容であり、生真面目な完全整理や完ぺき主義を棄てて、役に立つかどうかで情報を整理していこうとする。究極のあり方だと思う。学者やジャーナリストであればまだ書庫など持てるかもしれないが、書籍というにはほうっておくとどんどんたまる。私の部屋などもう床が抜けそうになっているが、それだけ書籍というものは重量がかさむし、ほうっておくと積んだままの書籍の上にさらに書籍がのっかり、もうどこに何があるかわからない状態にもなる。ある程度つまみ読みして、役に立つものをさらに整理していくというのが場所もとらない上に情報を整理・加工するという本来あるべき姿に近いということなのだろうと思う。デジタル技術で集めた情報も、整理用のソフトウェアが出始めているが、集めるだけでは確かにどうにもならない。どうやって加工してどうやって活用していくかは、目的の設定による。なんでもかんでも暗記するわけにはいかないし、こればかりは個人でいろいろ試行錯誤していくより他にないのかもしれない。

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