2007年11月25日日曜日

知の技法

著者名;東京大学出版会 発行年(西暦);1994 出版社;東京大学教養学部「基礎演習」  
 購入してなんと10年目。往年のベストセラーであるが確かに書棚になければ多分読まないだろう人文科学のガイダンス本。「学問の行為論」など種々の挑発にあふれているが、実践的なのは「表現の技術」の章。だが論文やら科学といったとらえようが難しいその入門について「発見」「普遍性」「視点」とった紹介がなされている。たしかに発見と合理的説明がなければ論文にはならない。そのあたりまえのことがここに発見されているのだから、やっぱり基礎から入るのは重要だと思う。こんなすばらしいエンターテイメントがそのままテキストになった学生がうらやましい。

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