2007年11月18日日曜日

知らずに差をつける!絶対成功する営業術

著者名;渡瀬謙 発行年(西暦);2005 出版社;日本文芸社
 営業スキルというのはおそらく実際に「営業部」かどうかはともかくとして必要かつ重要なスキルだと思う。営業の最大限の仕事は顧客の抱える問題点を発見し、問題点の解決策を編み出すことということになるだろう。その結果が販売結果ということになるのだが、顧客あるいは消費者よりも高い水準の商品知識や問題解決能力がなければ実は営業部はつとまらない。ということで高い販売水準を誇る営業部員というのは、知力が一番重要で、口がうまいのへただのといったことは指して重要ではないのではないか。そうした個人意見を持っていたが、この本を読んで益々その意を強くした。
 著者は精密機械、リクルートそして独立したデザイン会社の営業と大企業・情報産業・出版業の3つの営業スタイルからクレームの対処方法や他の会社の営業部員からぬきんでる方策などを紹介。名刺は個人情報開示の最初の手段なのでいろいろ工夫を要する、あるいはクレーム処理を迅速におこなうとかえって顧客と親密になれる、さらには上司をクレーム処理にかりだすことや、キーパーソンの見分け方だど具体的なスキルについての紹介が満載。前々から営業部員の仕事は現実からいかに問題点を発見して、しかもそれをわかりやすく顧客や社内の幹部にプレゼンするかが重要だと認識していたので、これまでの自分の仕事のスタイルからも納得できるスキルが多い。営業部のみならず営利関係でビジネスをする人にはなんらかのメリットがあるのではなかろうか。

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