著者名;ハーバード・ビジネス・レビュー 発行年(西暦);2005 出版社;ダイヤモンド社
ハーバード・ビジネス・レビューはケーススタディを中心に主に経営学の最先端の動向を紹介する冊子。非常に高価な雑誌ではあるが、こうして特定のテーマで書籍として再出版してもらえると助かることは助かる。とはいえタイトルとは裏腹に相当に高度な内容であることには変わりがない。この動機というのはマネージャーがいかに組織を動機付けるかという特集だがフェアプレイがいかに重要か、特に知識産業においてはフェアプレイによる経営がいかに活性化させるかを解明している。そして安易な目標管理はかえって組織の衰退を招くことも。マネージャーはなんらかのフィードバックを組織に対して返さなければならないが、このフォードバックも二律背反の単純なものになりがちであることが報告されている。人間というのはどうしても視野狭窄に陥るが、その視野をいかに拡大していくかがポイントだ、ということにつきるようだ。とはいえ安易な数値管理に陥りやすいことは、どの組織でもあることだし、ひどい組織だと数値すらない…ということもあるのだが…。
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