2007年11月15日木曜日

自己プロデュース力

著者名;斉藤孝 発行年(西暦);2003 出版社;大和書房
斉藤孝さんの本といえば「声に出して読みたい日本語」シリーズがもっとも有名ではあるが、それ以外の独自のハウツー物もかなりの量産体制にある。斉藤孝さんの本にある程度共通して出てくる言葉に「質問力」「段取」「技化」「マッピング」といったものがある。モハメド・アリ、美輪明宏、ガンジー、チャップリンの自伝を下敷きにして、これまでのいくつかの斉藤孝さんの著作物を自己検証したふしもみえる。巻末の参考文献もまた有用。経済的な成功はともかくいずれもが独自の自己プロデュースをおこない、世間にその生き様を認知させた。独自のキーワードで伝記を読み解く技は、斉藤孝ファンにはまたたまらないだろう。同様の趣旨で一種の「技」を分析した本に同じく大和書房の「天才の読み方」も。各種の伝記のサマライズという要素もあり、1300円+消費税はまた格安という見方もできる。

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