著者名;北野圭介 発行年(西暦);2001 出版社;平凡社
リュミエール兄弟から「タイタニック」までを俯瞰したハリウッドの勃興から現在までの映画史をたどる。映画についての評論にはいろいろなスタンスがあると思うが、この本では産業としての映画と文化・夢の工場としての映画の2つの側面を主に扱い、この100年間にハリウッドに集積したノウハウ、夢の実現方法と採算性という2つの側面から光をあてる。新書サイズとは思えないほど、内容が充実しているも、作品・監督の取り上げ方にはおそらく読者によって異論もでてくるだろう。クリント・イーストウッドやジョン・フォードの扱いが軽いと感じたのは私個人の主観ではあるが、そうした異論があっても面白い上、おそらく大学などの映画史の講義を1年間分2コマぐらいの内容はあるのではないか。巻末には、参考文献の資料もあり、このレファランスも充実度が高い。
0 件のコメント:
コメントを投稿