2007年11月4日日曜日

誰でもわかる新会社法

著者名;蓮見正純・六川浩明  発行年(西暦);2005 出版社;エクスメディア
 商法や商法特例法、有限会社法が再編成されて会社法ができあがる。これまではいくつかの法律が個別に定めていた事項が2006年の5月施行から大きく包括的な会社法のもとで規制を受けることになる。資本維持の原則や充実の原則の観点からするとかなり不安なものも感じないのではないのだが、スピンアウトなども含めて事業部の再編成や企業の再編成には相当柔軟な経済活動が見込まれる。しかしだからこそ遵法行動でなければ罰則はかなり厳しいものになると予測される。
 株式交換なども含めて企業再編や設立の対価などが相当に規制緩和されていると同時に会社の機関も32種類ぐらいの多くのパターンが成立するため、形式的に株式会社というだけで資金調達がなされる時代ではなく財務諸表そのほかの開示をともなわなければおそらく信用されない厳しい社会の到来を思わせる。形式よりも実質を問う時代ということは開示にあたって粉飾などがあった場合には相当に重い刑事罰が課される可能性もあるということだ。
 4色刷りでコンパクト。内容的にはまだ草案段階のものを書籍にしたものだがいきなり法律の専門書に入るよりもこうしたカラフルな本から会社法に接近していくという方法はかなり有効だと思う。事実会社法が成立してもなお、この本はまだ売れているようだ。入門テキストとしてはかなり良い本だ。

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