2007年11月17日土曜日

ビジネスマンのための知的時間術

著者名;野村正樹 発行年(西暦);1995 出版社;PHP研究所
 「知的に」時間を過ごすとはいっても人それぞれ。この著者はやたらに人間観察や風景観察に時間をあてることを推奨するのだがそれもどうかなあ。ただし、ゆとりがあるからこそアイデアと富がうまれ、忙しいからこそ手紙を多用するべきだという主張にはうなづける。やはり手書きで書いてしかも切手をはって投函するまでの「心配り」というものは、それなりに相手には通じるものがあると想う。特に年賀状には手抜きをせずに時間をかけようという主張にも賛成。また人生を20年に区画割して、それを点検して次の20年を考えるというように20年筒のライフプラン立案というのも結構具体的で実践的。気がついたならばもう40年たっていた…ではどうにもならない。10代があって20代があり、そして30代があって40代がある。前の10年間の蓄積があってこその次の10年というのは多分あると想う。
 デジタルとアナログの使い分け。そして具体的なマナーと思いやりとの関係。結構この使い分けができない人って多いだけに手書きの効用というものももっと見直していいはず。手書きの手紙とか絵葉書というのは確かに自分自身でももらって嬉しいものではある。

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