著者名 ;夏村波夫 発行年(西暦);1997 出版社;河出書房新社
要は名言集なのだがこの類の名言集はやはり面白い。だれのどのような言葉を収録しえいるかで実は作者の人生観も推測がつく。個人的にはデューイの「強い意志と弱い意志の主な相違は知的なものであってそれはどれほど粘り強く十分に結果をかんがえぬくかという点である」とか、「人一度これをよくすれば己はこれを百度す」(中庸)とかいう言葉に印象を受ける。要は一回でできるひともいるけれど、そうでない人は100回やれ、ということなのだが…。「しゃくとり虫のかがむのも伸びんがため」ということわざも面白かったな。
「勝たんとうつべからず、負けじと打つべきなり」(吉田兼好)とかいろいろイメージはわくのだが、いつまでも手元に置いておく本でもないので、この一回でもう読み返すことはないだろう。
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