2007年11月15日木曜日

数学がらくに強くなる本

著者名;仲田紀夫 発行年(西暦);2002  出版社;三笠書房
 数字と数詞と数の違いなど、基礎の基礎から話が始まる数学の入門の本。数学にまつわるこうしたエピソードの集大成というのは、案外読んでみると楽しいもので、闘鶏の始まりについても商人ジョン・グラントがロンドンのペスト流行から始まったときの話から始まり、簡単な練習問題が解けるまでになっている。
 古代ギリシアから現在に至るまでおそらく「数」をめぐって種々の思索がめぐらされ、一部はピタゴラス学派のように神秘主義的なものになり、一部は商業活動に利用されて現在にいたる。
 小さな本だが、魅力ある話を満載にした本

0 件のコメント: