2007年11月17日土曜日

会計制度改革の卵

著者名;小田正佳 発行年(西暦);1999 出版社;税務経理協会
 国際会計基準導入の背景、それから事業ポートフォリオと会計、連結財務諸表、キャッシュ・フロー計算書(この本でアメリカでは間接法が主流で直説法で作成しても間接法で再作成することを知る)、税効果会計、いわゆる時価会計、退職給付会計といったあたりの「基礎」を読める。必ずしも筆者の認識とは一致しない部分もあれど、1株あたり純資産を下回る株価というのは確かに貸借対照表への信頼をゆるがせることだし、将来キャッシュ・フローで適格に事業を評価することで、より適正な経営戦略が選択できる可能性も高い。市場の変化が早くなってきている以上、制度改革のスピードも速くなる。入門書としては確かにいい企画だとは想うが、残念ながら価格が1800円というのは定価、時価、公正なる価格?…

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