2007年11月17日土曜日

ブランド価値評価入門

著者名;広瀬義州 発行年(西暦);2002 出版社;中央経済社
 見えざる資産、無形固定資産を中心に測定の困難性や不十分な測定がもたらす影響、さらに政府の対応や法律整備(知的財産保護)といったあたりまで論じられている。アメリカの先行事例を基礎にした翻訳書籍だが、すでに知的高等裁判所など日本でも法的保護や法的紛争についての法整備が着々と進みつつある印象を受ける。資産・負債の定義はFASBによるものであるので、日本の会計基準だけの知識では読み解くのは辛い部分もあるかもしれないが、法律関係分野では日本と共通する部分も多く、またラストには重要用語集も記載されているので、索引とともに書籍の活用をするには便利な本。

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