2007年10月4日木曜日

社会人&学生のための大学・大学院選び

著者名 ;竹内弘高、田坂広志、堀義人ほか 発行年(西暦);2006 出版社;リクルート
 580円にしてこのボリューム。77人の実際の社会人学生が実名と略歴、そして大学院に進学した動機などを語ってくれている。実際の入学情報などはウェブなどでも入手できるが、この77人の特集がやはりすごい。司法試験や公認会計士などの難関資格を取得しようとしている法科大学院生や会計大学院生のインタビューとその社会人学生の燐とした気迫のようなものが伝わる写真入り紙面。もちろん出版社側も大学院側も「どうでもいい学生」などはあえて選別して大学院を代表させようとは思っていないわけで、顔つきも動機も77人の77通りの意気込みが伝わる特集で、これだけでも購入する価値は十分あると思う。各種スキルアップに取り組む自分にとっても刺激になる題材だし、ましてやこれから社会人学生になろうとする方々にとってはさらに有効利用できるムックとなるだろう(私自身はもともと大学院志望ではなかったが、あまりのハード・スケジュールにさらに恐れおののいてしまった。ただ日常の自分にとってはいい刺激剤だ)。
 製作した編集サイドなどの方々も実名(一部ニックネーム)、顔写真と取材後のコメントを巻末に掲載しているのは、やはりそれだけこの77人の取材については準備とチェックが必要だったのだ、ということだと思う。やはりある程度プライベートなことに踏み込む部分もある以上、製作する側の意気込みも…といった感じが漂い、非常に好感がもてる紙面。

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