2007年10月4日木曜日

反社会学講座

著者名 ;パオロ・マッツァリーノ 発行年(西暦);2004  出版社;イースト・プレス
 ええーと実際にこの本を読んでみるまでは筆者は本当にイタリア人かと思っていたが、内容的にはまったく生粋の日本人。しかもおそらく講師か助教授クラスの新進気鋭の若手学者ではないかと推測される。適当な結論にそれらしき数値データを入れればなんでも社会学になるという恐るべき書き出しから始まるきわめて社会学的な犯罪率の分析などは現実をさらに深く客観的にみていくのに有用。しかも結構乱暴な結論の割には読み終わった後に日本の未来が明るくみえてくるという不可思議な副作用もあり。

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