著者名 ;千野信浩 発行年(西暦);2005 出版社;新潮社
図書館とはいってもこの本で紹介されているのは、専門図書館や国会図書館、さらには都道府県単位の主要な図書館など具体的な図書館名の地理的情報やレファレンスの方法、資料の探し方など細密なテクニックが満載で、非常に実用的。何某経済雑誌の記者でもある著者はインターネットでは調べられれない情報をいかに図書館を活用して探し当てて言ったかというノウハウまで公開してくれている。行政資料や郷土の歴史資料などの入手方法も記載されていると同時に、貴重な情報がどんどん散逸していく問題点も指摘されている。非常に有用な図書館ガイドであると同時に、おそらく読むだけではだめで、実際にいかにして活用していくかが読者に問われる内容の本だろう。
どうしてもデジタル情報に依存しがちな昨今、興味深い新潮社の新書の1冊。
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